今年の阪神ジュベナイルフィリーズ、表彰式プレゼンターには元陸上選手の朝原宣治さんと元バレーボール選手の川合俊一が来られるようです。
朝原宣治さんといえば陸上100mスプリンターです。日本では屈指の脚力ではあるものの世界の壁は分厚く、国内大会では敵なしのはずが世界大会ではなかなか勝てず、といった印象ですが、北京オリンピック400mリレーでは男子陸上トラック競技で日本史上初となるメダルの獲得に成功。男子陸上スプリンターの中ではレジェンド的存在ではないでしょうか。
そして今回はもう一方、テレビでもお馴染みバレーボールの川合俊一さんもご来場のようです。川合俊一さんはフジテレビの競馬情報番組「みんなのケイバ」でもコメンテーターとして活躍されていたこともあり、競馬ファンにも馴染みのある方も多いのではないでしょうか?
この二人から導き出されるサインとは、一体どんなものがあるでしょうか?ごくシンプルに考えれば朝原さんの「スプリンター」、河合さんからはその「体格」が目につくように思います。
阪神JFは1,600mでの開催ということもあり、純粋なスプリントとは違います。そこにスプリンターが来るとなれば適正違いなため、馬券的にはおいしくなりそうですね。というわけで、1,200m経験のある馬を見るとそこそこ多いので、勝利経験のある馬に絞ってみていきましょう。
キリシマオジョウ、ジェントルハート、ダイヤモンドノーム、ブランボヌール、ペプチドサプル、メイショウスイヅキ、メジェルダ、メジャータイフーンの8頭となりました。まだまだ全然これでは絞り切れているようには見えませんが、戦績も少ない中でスプリンターをどう見分けるべきかとも思いましたが、ジェントルハート、メジャータイフーンは他の馬と少し戦績の積み方が違うように見えました。
その他の馬は、1200mから距離延長をしていったのに対し、ジェントルハートはマイルでデビューしその後1200mを続けてはしり、メジャータイフーンはデビューから1200mしか経験がありません。その他の馬が1,200m経験がある、という程度なのに対して、この2頭はスプリンターと言うことが出来るでしょう。
ここに、川合さんの示すサイン、競走馬のサイズを含めて考えてみたいと思います。競走馬の身長というのは比較するのが難しいため、馬体重で見てみると、一番重たいのがキリシマオジョウ500kg。ボリューム層がだいたい400~450kgあたりに多いので、500kgとなるとだいぶ大きく見えるでしょう。そしてキリシマオジョウは先ほどのスプリンターと比較しても当てはまります。ジェントルハート、メジャータイフーンもキリシマオジョウほどではないですが、大きい方ですね。
とはいえ、スプリンター路線はサイン以外で見れば定石とは真逆の発想となってしまいます。もう少し強烈なサインが見つからない限り、馬券に組み込むのはリスクがありすぎますね。