阪神ジュベナイルフィリーズ2本の前哨戦のうちの1本ファンタジーステークス。今年の勝者キャンディバローズは5番人気での優勝となりました。同じレースには今回阪神JFにも出走するブランボヌールが1番人気、メイショウスイヅキが2番人気で出走していましたが、穴を開けた形になりました。
5番人気なので大穴というほどではありませんでしたが、キャンディバローズが勝つための下地はしっかりとありました。血統背景をみると半姉ファインチョイスも2歳時に2戦目で函館2歳Sを制覇した素質馬。しかしながら、そこから後へ続いていません。姉ファインチョイスはその後4歳になるまで勝てず、降級してから1000万、1600万と2連勝をしましたが、やはりOPクラスへあがると成績は残せないという感じ。
キャンディバローズのファンタジーSは決してフロックではなく実力通りだと思います。血統背景をみれば、ファンタジーS程度ならば勝つことに不思議はないからです。ところが、ファンタジーSの勝利の理由を血統背景に頼ってしまうと、そこで頭打ちなんじゃないか、という結論もついてきます。
早熟家系が若いうちに活躍する。そんな勝利だったのではないかと見ています。今回は人気もついてきそうですので、キャンディバローズを買うのはちょっとリスクが勝るのではないでしょうか。